光 学部品で光を曲げたりする場合、プリズムと並行してミラーが多用されます。軽量化や小スペースでの利用に有効です。 通常のミラーは、平均値(可視域)において87%、ピーク値で95%以上の反射率を有します。また、贈反射ミラー処理をしますと平均反射率(可視域)は 92%、ピーク値で95%以上の反射率を有します。材質には光学硝子、低膨張系ガラス、フロートガラスなど目的に応じて多種用意されています。 分析機器、医療機器、各種計測器に最適。
レーザー光は、その波面及び発振時間の全範囲にわたって均一な性質を持ち、位相のそろった平行光線のため近年用途が増大しています。高精度に研摩された基板に形成した膜は、反射率99〜100%の性能を維持します。 入射角度に対しても任意の角度を設定出来ます。また、広帯域の合成レーザーミラーも加工可能です。
IRカットフィルター(赤外カットフィルター)で、従来は赤(熱線)吸収フィルターが用いられていましたが、この場合フィルターに熱がこもりガラスが破損することがありました。しかし真空蒸着膜の場合、熱線を反射させるので破損することがなく有効に使用出来ます。 カット幅の大きい広帯域タイプと狭帯域タイプがあります。